HHD’s blog

線路のある風景

中島みゆきと竹内まりや

 去年の12月に臓器移植ネットワークに登録している大学病院から、移植手術候補になっているとの連絡があった。しかし私の順位は4位だったので、残念ながら移植手術を受けることはできなかった。その時に中島みゆきの曲に勇気をもらった。特に「倒木の敗者復活戦」の歌詞に私は自分の気持ちを重ね合わせた。

望みの糸は切れても 救いの糸は切れない
泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦

 しかし今年に入ってからのコロナの感染者数の激増により、医療機関の病床使用率が増加し通常医療にも影響が出ているような状況では腎臓移植手術は優先順位においては低いのが悲しいことではあるが実状となっている。
 今の私はもう生きているうちに移植手術を受けることはできないのではないかと考えるようになった。施設での辛い透析を続けていかなければならない。そして結局これが私の日常の営みになるのであれば受け入れなければならないものであると考えるようになった。

毎日がスペシャル 毎日がスペシャ
Everyday is a special day

 竹内まりやの「毎日がスペシャル」は何気ない日常の日々が大切で愛おしいものであることを教えてくれる曲である。今はこの曲のように日常の暮らしに感謝して、残された時間を楽しんで生きて行こうと考えている。

 私は今、中島みゆきの曲に勇気をもらい、竹内まりやの曲に癒されている。