HHD’s blog

線路のある風景

ファインプレー

 今年の高校野球兵庫大会の決勝戦は、社高校と神戸国際大付属高校との対戦となった。延長タイブレークになる接戦となったが、途中心が和む場面があった。社の選手がヒットを打って三塁に滑り込んだ時、足がつって倒れてしまった。すぐにベンチから選手が駆けつけて足を引っ張った。そしてなんと神戸国際大学付属の三塁手も倒れた社の選手の足を引っ張るのを手伝った。この場面に私は少し目頭があつくなった。
 昨日の甲子園での試合中のこと。打者走者が相手の一塁手と激しく衝突して、走者が倒れてしまった。ベンチから多くの選手が出てきて心配そうにしているのに、この一塁手は衝突して倒れている相手選手を気遣うこともなく、中断の時間を利用して送球練習をしていた。この場面を見て私は複雑な気持ちになった。走者も一塁手も精一杯のプレーでどちらにも非がないことはわかっているが、相手を気遣う行動をしてほしかった。改めて神戸国際大付属の三塁手のプレーは記録には残らないが記憶に残るファインプレーだと思った。