夜明けの伯耆大山駅から若桜線に乗るために、鳥取方面行の列車に乗ったが、この列車はディーゼル機関車がけん引する旧型客車をつないだ編成であった。前夜の急行「だいせん」と違って空いており、4人掛けのボックスシートをひとりで占領して、早朝の日本海を眺めることができた。鳥取駅から因美線の列車に乗ったが、若桜線の分岐駅である郡家駅で乗り換えたのか、それとも若桜線への直通であったのか覚えていないが、目的地の因幡船岡駅の駅名標がひどく錆びついていたのは記憶に残っている。
(同行者のH君と撮影)
(1983年3月19日撮影)