HHD’s blog

線路のある風景

旧国名の付く駅を訪ねる旅(播磨下里駅)

播磨下里駅

 同じ会社に勤める同僚のN君と訪れた。加古川から加古川線で粟生まで行き、北条線に乗り換えた。2両編成の気動車に揺られて着いた鄙びた無人駅だった。

 N君は鉄道ファンとまではいかなかったが、興味はあったようで、2人でよく列車に乗った。当時、福知山線は電化されておらず、大阪駅のホームにディーゼル機関車にけん引された旧型客車の列車が乗り入れていた。私とN君はそれぞれ自宅の方向とは関係ないのであるが、会社帰りに大阪駅から18時過ぎに発車する篠山口行の客車列車に乗って塚口まで行った。普通の人からみれば物好きとしか思えないようなことを頻繁にしていた。しかし、今となっては大阪駅から旧型客車の列車に乗れるなど夢のような時代であった。

 

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1984年1月28日撮影)