HHD’s blog

線路のある風景

エンディングノート

 60歳を迎えたのをきっかけに、私はエンディングノートを書き始めた。一度書いても気持ちの変化があるので、何度も書き直してきた。葬儀などしてもらわなくても良いが、家族だけで見送ってもらえたらうれしい。そして私を見送ってくれるだろう息子にメッセージを書き残しておきたいと思った。私の言葉で書こうとしたのだが、うまく伝える言葉が出てこなかった。そこで私は中島みゆきの「荒野より」の歌詞をエンディングノートの最後に書いた。


望みは何かと訊かれたら 君がこの星に居てくれることだ
力は何かと訊かれたら 君を想えば立ち直れることだ

僕は走っているだろう 君と走っているだろう
あいだにどんな距離があっても
僕は笑っているだろう 君と笑っているだろう
あいだにどんな時が流れても

荒野より君に告ぐ 僕の為に立ち停まるな
荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない

 もし家族で見送ってくれるのであれば、この曲を流してほしい。息子には立ち停まることなく自分の人生を生きてほしい。私は明日いなくなっても後悔しない日々を送っていこうと自分に言いきかせている。

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