前日の夜は久留米で泊まった。この日は久大本線の列車で夜明駅まで行き、日田彦山線の列車に乗り換えた。添田駅でおりて目的地の豊前川崎駅を目指し歩いた。添田駅の構内は広く閑散としていた。この時には、北海道の美幸線と並んで日本一の赤字ローカル線と言われた添田線はすでに廃止となっていた。豊前川崎駅まで約5㎞を歩いたのであるが沿線の風景は覚えていない。豊前川崎駅から分岐する上山田線は、この時点ではまだ廃線となっていなかった。
この駅が九州地区の旧国名の付く最後の駅となったが、地味であまり印象に残っておらず、さびしい幕切れとなってしまった。
(添田駅構内)
(豊前川崎駅改札口)
(1986年11月6日撮影)