旧国名の付く駅を訪ねる旅(備前福河駅)

備前福河駅

 この年の冬はひときわ寒かった。私は春の気配を少しでも感じたくて、3月に入ってから何度も旅にでた。一番初めに訪れたのがこの備前福河駅だった。播州赤穂駅で電車をおりて歩き始めた。ときおり薄日が射したが、肌にふれる風は冷たく、春の訪れにはまだほど遠い感じであった。寒い中を歩いて到着した備前福河駅は、予想通り何もない無人駅だった。誰もいないホームで電車を待っていると冷たい雨が降り始めた。

 なおこの駅は兵庫県にあるのに「備前」を冠する珍しい駅である。

 

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播州赤穂備前福河を歩く)

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1984年3月3日撮影)