HHD’s blog

線路のある風景

旧国名の付く駅を訪ねる旅(三河川合駅)

三河川合駅

 

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 この日は米原付近の積雪のため、新幹線のダイヤが乱れていた。そのため、豊橋駅飯田線の接続時間がギリギリとなり、ホームを走った記憶がある。飯田線に入ると、米原付近での雪がウソのような快晴であった。冬の澄み切った青空が車窓に広がっていた。柿平駅でおりて目的地の三河川合駅を目指して歩き始めた。

 飯田線は国有化される前は私鉄であった経緯から、駅間距離が比較的短いため、歩くのにはちょうど良い。どちらかと言えば「散歩」の感覚である。真冬とは思えないおだやかな陽射しを受けての快適な「散歩」が終わり、三河川合駅に到着した。まだ午前中でこのまま豊橋に戻るのもおもしろくないので、私は飯田まで電車で行き、そこから名古屋行の高速バスに乗った。ちょうどこの日は成人の日で、名古屋駅には晴れ着姿の新成人があふれていた。あれから30年以上の歳月が流れた。あの時の新成人も今は50歳をこえているはずである。彼らは今、どんな人生を送っているのだろうか。

 

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柿平三河川合 宇連川沿いの風景)  (1985年1月15日撮影)